こんにちは、心理カウンセラーたかむれです。
 
先日開催した、
スカイプ版事例検討会。
 
クライエントさんのセルフイメージの奥にある、
中核信念をどのように見立てるか。
 
参加者とのデモセッションをお見せしながら、
解説しました。
 
 
 
中核信念は、
人が生まれいろんな経験を積んでいく中で、
「自分はこうだ」「世の中はこうだ」
「人はこうだ」といった捉え方のベースになるもの。
 
ここから派生して、
いろんな信念が生まれてくる。
 
 
 
その中心にあるもの。
 
スマホで言うと、
中核信念はOS。
 
iOSとかアンドロイドとか。
 
 
 
そこから派生してくる信念は、
アプリに近いですね。
 
中核信念は、
より基礎的な信念。
 
 
 
この言葉は、最近では
認知行動療法でよく使われています。
 
この中核信念が特定できると、
かなり精度の高い予測ができるようになります。
 
 
 
なぜなら考え方や、
行動の傾向がわかるから。
 
それは自分の意志だけで
コントロールするのは困難。
 
 
 
知らない間に
自分を突き動かすものだから。
 
そういう意味で、
運命と似ています。
 
ここを明確にしたり変容させるのは、
とても大切なこと。
 
 
 
私がこの中核信念を知ったのは、
ハコミセラピーを学んだ時。
 
クライエントさんとのやり取りで、
中核信念を推測する。
 
 
 
それがクライエントさんの主訴、生きづらさと
どのようにつながっているか仮説を立て、
共有していく。
 
そしてクライエントさんと同意が取れれば、
そこに働きかけ変容を促していく。
 
 
 
その進め方を3年以上に及ぶ
カリキュラムの中で、
繰り返しトレーニングし、ハコミセラピストの資格を習得しました。
 
お陰で相手と数回言葉のやり取り、
あるいはなかったとしても、
非言語的なメッセージを読み取ることで、
かなりのことがわかります。
 
 
 
ここがキャッチできると、
セッションを進めていく方針が
かなり明確になります。
 
クライエントさんが
物事をどう受け取る傾向があるのか。
 
 
 
周りの状況に対し、
どう感じ、どんな行動をとりがちなのか。
 
かなりの部分
予測できるようになるから。
 
 
 
それはクライエントさんを突き動かす、
内なる法則。
 
でも本人は、意外と
自覚していないことが多い。
 
 
 
ここを共有するだけでも、
かなり深い介入。
 
刺激的。
 
 
 
だから初回から、
そこまで掘り下げるとは限らない。
 
それはとても侵入的で、
脅威を与えてしまうこともあるから。
 
 
 
特に直球で伝えてしまうと。
 
でもそこをオブラートに包み込むことで、
初回から深い信頼関係を築けることもある。
 
 
 
うまくいくと、
「見透かされた」「指摘された」といった
恐怖を感じることなく、
「理解された」「共感された」と
感じていただくことも可能。
 
この中核信念。
 
 
 
前回のメルマガで解説した、
深層構造のひとつ。
 
ここに働きかけるのは、
「個人心理」という前提での対応が有効な場合、
非常にすぐれた切り口。
 
 
 
切れ味もバツグン。
 
でもそれだけに
取り扱いは要注意。
 
 
 
カウンセラー、セラピストの人間力の大切さが、
浮き彫りになる気がします。
 
そういうところも含め、
事例検討会では中核信念の見立てと介入も、
必要に応じお伝えしていきます。
  
 

   
 【東京・渋谷】カウンセリング、セラピーのセッション力を高める〜事例検討会〜3/3(木)
 
 【スカイプ版】実践的セラピー技法研究会3/16(水)
 
 【東京・渋谷】実践的セラピー技法研究会3/17(木)
 
 【スカイプ版】カウンセリング、セラピーのセッション力を高める〜事例検討会〜3/19(土)

 【東京・渋谷】ブログやメルマガの悩みを現役カウンセラーが解決するセミナー 3/24(木)
 
 
 

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