こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
思い込みについてお伝えするシリーズの
2回目(最終回)。
1回目の記事はこちら。
情報を知るだけで変化する思い込みもあれば、
理屈はわかっても気持ちがついてこない。
そういった感情的思い込みもある、
というのが前回お伝えしたことですね。
それらに加え、
本人的には思い込みとは思えず、
動かしがたい事実と
捉えているものもあります。
そうなるとそれは
セッションのテーマとして、
出てこない可能性も高いです。
ただの事実なんだから、
セッションで扱っても意味がないと、
思っている可能性が高いです。
でもそこが、
本人の辛さの大元だったりします。
その場合「事実」と思っていることを
「思い込み」としてセッションで取り扱う形に
持っていくことが大切。
そうしないと、
痒いところに手が届かないから。
加えて取り扱う形になっても、
難度は高いです。
なぜなら事実と捉えているということは、
非常に強い思い込みがあるということ。
当然その背後には、
非常に大きな苦痛があります。
そこを安全に取り扱うには、
高い感受性と繊細さが必要。
それはセッションを進める上で、
ペース配分が大事だから。
急ぎすぎるとクライエントさんに、
不必要な脅威や
苦痛を与えてしまいます。
逆に緊急時に緩慢な対応だと
見捨てられ経験になってしまいます。
慎重かつ的確な
ペース配分。
そして大きな苦痛を
確実に楽にする技術。
これらが必要です。
人間力も必要だけれど、
それだけではどうにもならないほどの、
大きな苦痛があるからです。
このように事実としか思えないほどの
強い思い込みへのアプローチを行うには、
心理療法の総合力が必要とされます。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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