こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
今回の内容を動画でご覧になりたい方は、
下の画面から。
 

 
 
私がカウンセラーとして大事にしていることのひとつに、
クライエントさんに対する観察力があります。
 
この観察力が低いと、
こちらから働きかけるときに、
チグハグになってしまいます。
 
 
 
これはカウンセリングに限らず、
全てに当てはまること。
 
把握ができてから、
それに基づいて対応する。
 
 
 
状況に関係なく一方的に何かをやると、
それは噛み合いません。
 
うまくいかない
確率が高いです。
 
 
 
カウセリング、セラピーの力を上げるには、
働きかけるテクニックを鍛えるより
先に必要なことがあります。
 
それはクライエントさんの状態を
正確に把握できるようになること。
 
 
 
観察力が伴っていて、
 
「クライエントさんの力になろう」
 
という気持ちがあれば、
それだけで全然違ってきます。
 
 
 
その際役に立つ指標としては、
クライエントさんの話す内容、
表情、身振り手振り、声の調子等。
 
いろんなものがあります。
 
 
 
これらを総合して、
 
「クライエントさんの頭の中にはどんな考えが起きているだろうか」
 
あるいは「どんな感情が起きているだろうか?」
 
と推測していきます。
 
 
 
頭の中を巡っている考え、
これを認知行動療法では「自動思考」
と呼んでいます。
 
 
 
以外と本人も意識していなくて、
自動操縦装置のように、
勝手に作動しているんですね。
 
それがどのように現れるか、
一例を示します。
 
 
 
カウンセリングルームでクライエントさんが、
あることについて話し始めた途端、
表情がこわばり、身体が硬くなって、
声も小さくなったとします。
 
起きている感情は
おそらく恐怖。
 
頭の中では「危険だ」という思いが
流れている可能性が高いです。
 
 
 
その方はあることを意識すると
自動的に「危険だ」と考えるパターンが
ありそうです。
 
それが適切であればいいんですけれど、
過剰なものだったら、
ご本人にとっても不便ですよね。
 
 
 
そんなところをカウンセラー、
セラピストが見つける。
 
そしてご自身で気づけるように
援助していくというのが一番いいです。
 
 
 
ずけずけとそれを指摘する。
あるいは変わるよう圧力をかける。
 
というのは
あまりいいとは思いません。
 
 
 
もちろん時には
必要なケースもあります。
 
でも一番いいのは自分で気づけて、
自分でバランスを取り直す。
 
 
 
そういった変化を外側から援助するのが、
カウンセラー、セラピストの仕事だと思います。
 
以上、ご参考になれば幸いです。
 
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。  

 
 
 

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