こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
  
カウンセリングのクライエントさん(Bさん)から、
「空虚感と希死念慮が消えました」
というご報告をいただきました。
  
  
 
そしてメルマガ等で分かち合うことを
快く許可してくださいました。
 
Bさん、ありがとうございます。
 
 
 
空虚感という感覚は、
セラピーでの取り扱いが難しい感情のひとつ。
 
なぜならば、
捉えどころがなく、
焦点を当て進めにくいからです。
 
多くのカウンセラー、セラピストが、
難しさを感じておられると思います。
 
 
 
そして希死念慮。
 
Bさんの場合は、
思いつめた感じのものではありません。
 
 
 
でもふとしたとき、
 
「ああ、死んじゃいたい」
「消えてしまいたい」
 
といった思いが湧き上がってくる感じ。
 
 
 
意識がフワフワしているので、
電車が入ってくるプラットフォームとか、
気をつけるようにしているそうです。
 
ふとしたはずみに飛び込みそうな
感覚が出てくるから。
 
 
 
いわゆる解離状態と考えられます。
 
現場でセッションしていると、
こういった訴えをお持ちの方は、
一定程度の割合でおられます。
 
 
 
ただこの状態への対応は、
一般的にほとんど知られていません。
 
と言いますか、これというものは、
今のところ見当たらない感じかもしれません。
 
 
 
そこでBさんに対しては、
私の独自メソッド、エモーショナル・リ*バース・セラピーのなかにある、
クイックグラウンディングとホールディングを導入しました。
 
するとフワフワ感が消え、
意識がくっきりしてきました。
 
 
 
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そのおかげで、安定した
インナーチャイルドワークも可能に。
 
リアルな感情が浮上し、
そこが楽になるよう寄り添っていきました。
 
すると胸にあった
捉えどころのない虚しさ、やるせなさが、
グンと軽くなったのです。
 
 
 
フワフワ状態から、
直接インナーチャイルドワークに入るのは、
非常に難しいです。
 
また仮に入れたとしても、
セッション後かえって
不安定になり、辛くなる可能性が高いです。
 
 
 
なぜなら解離がベースにあるので、
ちょっとした感情が出てきても
押さえが効かなくなるからです。
 
そういった状態のときこそ、
グラウンディングやホールディングが役立ちます。
 
 
 
自分から切り離され、
フワフワ漂っている感情を、
ギュッと圧縮し統合していきます。
 
その結果、心のしっかり感が出てきて、
一般的なセラピー(チャイルドワーク等)が
使えそうなモードに移行できる。
 
 
 
Bさんには、セッション後も
グラウンディングとホールディングを
日常生活で行うことをお勧めしました。
 
日常生活での解離状態を減らし、
統合を進めたかったからです。
 
 
 
後日お聞きしたところ、
空虚感に加え希死念慮も
ほぼなくなったそうです。
 
加えて話し方、
たたずまいもガラリと変わっておられました。
 
 
 
フワフワ感が消え、
どっしりと落ち着いた感じの雰囲気に。
 
言葉使いも、
一言一言実感がこもっている感じに。
 
こういった雰囲気で、
空虚感を訴える方はまずいらっしゃいません。
 
 
 
それだけ解離感情が減り、
現実感が出てくるからです。
 
でも正直なところBさんは、
長年、慢性的に続いていたものだけに、
まだ半信半疑のところも
おありのようでした。
 
 
 
無理もありません。
 
実際これで再燃しないと
断言できるわけではありません。
 
 
 
引き続き経過を
観察していく必要はあります。
 
でも今までにない変化を
感じていただけたのは確か。
 
引き続きこの方向性で、
サポートを続けていく予定です。
  
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 
 
 

 
 
   

    

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