こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
先月原宿で開催した、
「カウンセリング、セラピーのセッション力を高める〜事例検討会」。
 
 
 
新春特別企画として、
ケン・ウィルバーによってまとめ上げられた、
心の理論を今の社会に当てはめ解説してみました。
 
複数の心の理論をもとに
吟味していくと
いろんなことの理解が深まります。
 
 
 
結構ショッキングなことも
お伝えしましたが、
クライエントさんの背景として、
知っておくのは必要なことと思います。
 
この心の理論は、
セッションにおいて地図のようなもの。
 
とても大切です。

 

 
 
なぜならばお越しになった
クライエントさんのテーマが、
日本地図と関係あったとします。
 
しかしタイの地図しか持っていないと
セッションがおかしなことになります。
 
 
 
なのでカウンセラー、セラピストは
なるべく詳しく、かつ多くの地図を
持っていることが望ましいです。
 
でも残念ながら、多くの心理療法は
ローカルな地図のことがほとんど。
 
 
 
そして違う国の地図を持っている流派同士が、
どちらの地図が適切かを、
争っているようなところがあります。
 
できればそれぞれの地図を生かし合い、
一つの大きな地図にまとめた方がいいですよね。
 
 
 
そしてまさにウィルバーの理論は、
各流派の心の地図をつなぎあわせ、
一つにまとめあげようとする試みです。
 
もちろん完全ではありません。
 
でも叩き台としては
かなりいい線いっているように
思います。
 

 
 
カウンセリングやセラピーを学ぶとき、
必ず心の地図(理論)とセットになっています。
 
例外はありません。
 
 
 
例えば
「理論はセッションの邪魔。相手を感じることが大事」と
テキストに書いてあったとします。
 
一見理論ではなさそうですよね。
 
 
 
でもそれは
「相手を感じ、進めていけばいい方向に行く」
という「理論」です。
 
その「理論」に基いて
セッションをしていれば◯。
 
そうでなければ☓、
ということになるでしょうね。
 
 
 
ですからカウンセリングやセラピーを学んだ時に、
心の地図はセットになっています。
 
そしてその地図は、
その流派にとっての良い方向性、悪い方向性があり、
良い方向性に進んでいくことを促します。
 
 
 
例えばトラウマを解消する
テクニックを学んだとします。
 
当然トラウマがあるのが悪い状態、
トラウマが開放されたのが良い状態という地図です。
 
 
 
もちろん、
概ね適切と思います。
 
ただその地図しか持っていないと、
何でもかんでもトラウマを探索し、
開放しようとすることになります。
 
 
 
でもセッションにお越しになった方の、
再優先で取り組むテーマが、
トラウマ解放とは限りません。
 
その方が、
トラウマを持っていたとしてもです。
 
 
 
別の地図を用いたほうが、
クライエントさんが良い方向に
いくことも少なくありません。
 
仮にトラウマを
取り扱わなかったとしてもです。
 
 
 
もちろんケースによっては、
その逆もあります。
 
要は適切な地図を選択し、
いい方向に進むよう
クライエントさんを促すことが大切ですよね。
 
 
 
事例検討会では、こういった視点も入れ、
セッションの方向性を丁寧に吟味。
 
心の地図が徐々に身につき
具体的な対応力も高まっていく内容を
お伝えしています。
  
 
 
 【東京・原宿】カウンセリング、セラピーのセッション力を高める〜事例検討会〜2/4(木)

 
【東京・渋谷】実践的セラピー技法研究会2/17(水)

 【スカイプ版】実践的セラピー技法研究会2/17(水)

 【スカイプ版】カウンセリング、セラピーのセッション力を高める〜事例検討会〜2/20(土)

 【東京・渋谷】ブログやメルマガの悩みを現役カウンセラーが解決するセミナー 2/26(金)
 
 
  

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