こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
私の自宅からセッションルームまでは、
電車で50分くらい。
 
この時間は、
主に読書をしています。
 
 
 
朝は非常に混んでいるので、
紙の本を読むのは難しい。
 
そのためiPhoneでの
読書がメインです。
 
 
 
今はやりの
電子書籍ではありません。
 
紙の本をスキャンし、
PDFファイル化したものを読んでいます。
 
 
 
元々本を買うタイプなので、
自宅のスペースが
かなり圧迫されてました。
 
そこで省スペースのため
始めたのが本のスキャン。
 
 
 
スキャンデータをiPhoneに入れると、
十分読めることがわかりました。
 
いつでも大量の本を
持ち歩いているのと同じです。
 
便利になりましたね〜
 
 
 
読書による情報のインプットは、
マメにしていて、
心に対する理解を深めるようにしています。
 
セッションの質が、
変わってくるから。
 
 
 
自分にとって大事な本は、
何度も読むようにしています。
 
1回や2回では、
全く理解できないこともあるからです。
 
 
 
読めば読むほど、
書いてあることが伝わり、
心の理解が深まる。
 
そんなことを電車の中で
しています。
 
 
 
昨日、今日あたり読んでいたのは、
ケン・ウィルバーのアートマンプロジェクト(絶版)。
 
様々な流派の心理学を統合し、
心の発達の理解を深めてくれます。
 
 
 
生まれた直後の意識は、
想像すらできない状態。
 
例えば私たちは自分と他人が、
物理的に違う存在であることを
当たり前のように理解しています。
 
 
 
でも赤ちゃんは自分と他人、
世界と区別がつかない意識状態。
 
とても未分化な
朦朧とした状態。
 
 
 
そこから徐々に個としての意識が芽生え、
徐々に結晶化していく。
 
自我(思考、感情としての心)が
育っていく。
 
 
 
それは成熟し、
さらなる段階にシフトしていく。
 
その過程を読むだけで、
リアルに感じさせてくれます。
 
 
 
理論だけでなく、
体感できるのが
初期のウィルバー本の特徴。
 
その後理論はさらに洗練され、
一つの学問としてアメリカの大学で、
教えられるほどになっています。
 
 
 
確かに新しい本は、
理論の完成度では格段に上。
 
でも読むだけで体感できる
初期本の方が、
カウンセラーやセラピストとの
相性はよさそうです。
 
 
 
私はどちらも読みますが、
そういう意味で初期の、
特に「アートマンプロジェクト」を
好んで読み返しています。
 
ほとんどの心理療法が、
まだ理論化していない心の領域の
理解が深まるから。
 
 
 
おかげでセッションの
クォリティが
明らかに上がります。
 
一見セッションで扱うテーマとは、
あまり関係なさそうに思えます。
 
 
 
でも実は大ありなんです。
 
なぜなら私たちの心は、
多層的な存在で、
自我(思考、感情としての心)
だけではないから。
 
 
 
もっと原初的な、
生まれた直後の状態も、
同時に存在している。
 
そこに不調があると、
固着という形で今の心理状態に
大きな影響があります。
 
 
 
そこへの対応力を高めると、
セッションの安定感が
全然違ってきます。
 
今開発を進めているオリジナルメソッドは、
この領域への具体的なアプローチのひとつ。
 
 
 
原初的で身分化な
感情エネルギーを結晶化させ
より洗練した状態にシフトさせます。
 
別な言い方をすると、
一見ゴミやガラクタとしか思えない
心の素材を錬成し、
より精妙な心に変容させる。
 
 
 
心理療法と言うより、
心の錬金術に近いかもしれません。

 【スカイプ版】実践的セラピー技法研究会1/20(水)

 【東京・原宿】実践的セラピー技法研究会1/21(木)
 
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 
 
  

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