こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
心は時間とともに
進化、成長するもの。
 
 
 
より複雑で、
高度なものに。
 
それは身体の成長と
リンクしている。
 
 
 
始まりは精子と卵子が
結合した状態。
 
ひとつの細胞。
 
それが徐々に
細胞分裂を始める。
 
 
 
同じ細胞が単に増えるだけでなく、
ある部分は目に、
別の部分は耳、鼻、口、肺・・・
 
それぞれ別の働きを持つ、
細胞の集合体に。
 
 
 
でもこの段階では
「自分」という感覚を
まだ持つことはできない。
 
意識はある。
 
だけど「自分」と「環境」の
区別はまだつかない。
 
 
 
徐々に、その区別を認識し始めるけれど、
ぼんやりとした曖昧な自己感覚。
 
これは朝、目覚めた直後の感覚に、
近いかもしれません。
 
 
 
この段階のシンボルと言われているのが、
ウロボロス。
 
しっぽを加えたヘビ。
 
 
 
まどろんだ意識で、
まだまだ環境と自分を区別できない。
 
ある種自己完結した
心の状態。
 
 
 
このウロボロス的な状態が変容すると、
自分の肉体と環境を
区別できるようになります。
 
自己感覚が、
よりはっきりするのです。
 
 
 
ところがこの段階での変容で
多かれ少なかれ、
取りこぼしが起きます。
 
この変容しないまま、
取り残された心の部分を、
固着と呼びます。
 
 
 
そこはまどろんだ
意識のまま。
 
この部分の割合が大きいと、
いろんな影響が大人になってからも、
出てきます。
 
 
 
例えば自分と環境の
区別がつかないモードにスイッチが入る。
 
するとあり得ないほど、
他人の立場がわからなくなる。
 
 
 
いつもぼんやりしていて、
自分の考えとか、
意志が出てこない。
 
存在感も希薄。
 
 
 
実はこれって、
過去の私。
 
人生初期の発達課題に固着があり、
大人になってからも
困難な時期が続きました。
 
 
 
身体の感覚は、
ほとんどないに等しい。
 
鈍感、というレベルを越えた、
無感覚。
 
 
 
視線はうつろで、
中をさまよっている。
 
大抵、
心ここにあらずの状態。
 
 
 
そして転機となったのは、
社会人生活のスタート。
 
いきなりの激務で、
月200時間を越える残業時間。
 
 
 
徹夜や
休日出勤は当たり前。
 
そして突然動けなくなり、
1年間の休職。
 
 
 
その時、
今まで感じたことのない激痛が、
全身を襲いました。
 
今思えばそれは、
まどろんだウロボロス的な意識からの
目覚めでした。
 
 
 
社会から変容するよう、
強いられたわけです。
 
自分が肉体としての
存在だということを痛みを通して、
嫌というほど直面させられたのです。
 
 
 
とんでもない
荒療治。
 
猛烈な身体の痛みと
疲労感。
 
 
 
しかし病院では、
何の異常も見つからない。
 
1年後少しは改善し、
何とか復職しました。
 
 
 
でもまだまだ
満身創痍状態。
 
そこから20年以上に及ぶ、
激痛との付き合いが始まるとは、
当時は知るよしもありませんでした。
 
(続く) 
  
 
   
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