こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
  
従来、身体は身体の専門家、
心は心の専門家。

そんなふうに分かれていました。
  
しかし、解離を伴うPTSDやトラウマの症状は、
心理的な症状だけでなく、身体の症状も伴うことは、
一般的に知られています。
  
  
  
心理だけでも、
身体だけでも、
こういった症状をカバーすることはできません。
  
最近は日本でも、
この両方をカバーするソマティック心理学、
という分野が注目されるようになってきました。
  
 
 
私が学んだハコミセラピーがそうですし、
EFTもこのジャンルに近い。
  
私が開発したエモーショナル・リ*バース・セラピーも、
この領域です。
 
 
 
身体は単なる物質的、筋骨格的存在ではなく、
心理的要素はもちろん、霊的な要素も含まれた存在。
 
これらは日常的な私たちの意識では
キャッチしにくい現象です。
 
 
 
当然無意識的なもの。
 
そういう意味では、
身体は無意識の王道と言えるかもしれません。
 
 
 
そして無意識と言えば、
夜見る夢。
 
自分でコントロールすることなく、
自然に立ち現れてくる心理現象で。
  
 
 
昔からフロイト派やユング派では、
無意識の王道として、
夢を重視していました。
 
余談ですが、
同じ無意識という言葉でも、
フロイト派は個人的無意識、
ユング派は集合的無意識にフォーカスしてますよね。
 
 
 
私もかなりインパクトのある夢を
見たことがあります。
 
 
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自分の部屋にいて、
ふと自分の鞄を見ると、
中が燃えているのです。
 
書類に火がつき、
メラメラと燃え上がり始めました。
 
 
 
慌てて消そうとしましたが、
火の勢いが強く消えてくれません。
 
このままでは部屋に燃え広がり、
火事になってしまう。
 
 
 
焦った私は、
鞄の内部に水をかけました。
 
すると鞄の中は水だらけになり、
何とか火は消え
「やれやれ」と思ったところで
目が覚めました。
 
 
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このように自分でも思っても見ない
ストーリーが展開されました。
 
まさに無意識の表現。
 
といっても、
夢の場面全てが
無意識というわけではありません。
 
 
 
夢の中にも、
いつもの自分に比較的近い
夢自我という存在があります。
 
どんなふうに出ていたか
わかりますか?
 
それはいつもと自分と
同じような意志決定をする部分
コントロールしようとしている部分に
現れています。
 
 
 
それは火を見て
慌てている自分。
 
水で火を
消そうとしている自分です。
 
 
 
無意識はいつもの自分には
コントロールがきかない部分に
現れています。
 
それは言うまでもなく、
火。
 
火は「私」に驚き、
恐怖を与えています。
 
私のコントロールを超えて、
燃え広がろうとしていました。
 
 
 
夢とは、
いろんなワークの仕方があります。
 
いつもの自我を中心にした解釈もできるでしょうし、
無意識が何を言わんとしていたかを
探ることもできるでしょう。
 
どちらも大切ですが、
自分がワークするとしたら
後者に興味がそそられます。
 
 
 
火という無意識を中心に考えるならば、
鞄の中の書類は燃える必要があったと捉えます。
 
いつもの自分にとっては、
自我にとってはとんでもないことですが。
 
 
 
今の段階では、
その必要性、意味ははっきりしません。
 
時間をかけてワークする
必要があります。
 
 
 
今も段階で推測できるのは、
おそらく鞄の中の書類は、
今まで身につけた、
仕事の知識を象徴しているらしいこと。
 
どうやらそれを、
灰にする必要があるらしいこと。
 
 
 
仕事における死と再生。
フルモデルチェンジですね。
  
大切なのは、
こういった知的推測も大切です。
 
 
 
しかし無意識のメッセージは深遠なもの。
常に頭の理解を越えています。
  
時間をかけて夢を味わい、
そのメッセージを
じっくり受け取っていこうと思います。
  
  
  
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
  

  

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