こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
セッションをやっていると、
必ず行き詰まるところが出てきます。
  
 
 
もちろんいろんな理由があります。
 
その一つに大きすぎる苦痛が
背後にあることが
回復を阻んでいることも多いのです。
  
 
 
苦痛が大きすぎると、
誰でも感じたくないものです。
  
そのため反射的に話題を変えたり、
意識が飛んだりします。
 
専門的には抑圧とか、
解離と呼ばれているものです。
  
 
 
このような反応が起きてきたときに、
ただそれを指摘しても、
クライエントさんに益はありません。
 
ただ辛くさせるだけに、
なることがほとんどです。
 
 
 

 
 
 
なぜなら大きすぎる苦痛は、
まともに感じると
心に大きなダメージを負います。
 
そうならないよう、
自分の心を守っているのです。
 
本能的に。
  
 
 
それはある意味、
正しい反応です。
 
だからむやみに
直面させるわけにはいきません。
 
それはあまりにも、
直球のアプローチです。
 
 
 
かと言って、
防衛に対して何もしないと、
何も変わりません。

何らかの手段は、
必要です。
 
 
 
私もセッションをするなかで、
この問題については、
ずいぶん頭を悩ませました。
 
そして有効なアプローチを、
いくつか考案しました。
 
そのひとつは、
ある種コロンブスの卵的発想のもの。
 
 
 
要は苦痛に対して耐えられない状態なのであれば、
直面させる前に、
苦痛に耐えられる状態に
持っていけばいいのではないかと。
 
すると無理なく直面することが
できるようになり、
セッションが進み始めます。
 
 
 
そのための具体的な方法は、
いくつかのアイデアを、
実際のセッションで試してみました。
 
試行錯誤を進めていったのです。
 
 
 
クライエントさんの大きな苦痛に
ただ直面させることはできません。
 
かと言ってただやり過ごすことも
できませんでした。
 
 
 
それでは何も変わらず、
進歩もありませんから。

その結果少しずつ手応えを
感じられるようになってきました。
 
その積み重ねで、
再現性のあるアプローチが、
できあがっていき、
エモーショナル・リ・バース・セラピーの
大切な要素の一つになっています。
 
ご参考になれば幸いです。
 
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 
 
    

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