こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです
 
私たちの身体は、
物質的な側面もありますが、
それ以上の存在でもあります。
 
 
 
心の状態が、
現れてくるのです。
 
例えばプレッシャーがかかると、
みぞおちが痛くなる。
 
 
 
不安なとき、
胸のあたりがワナワナする。
 
といったぐあいに。
 
 
 
より繊細な感覚もあります。
そこに焦点を当てたのがフォーカシング。
 
身体に出てくるある種の感覚を、
フェルトセンスと呼びました。
 
 
 
元々感情は
頭だけの感覚ではありません。
 
身体のいろんな場所に
現れてきます。
 
 
 
胸だったり、
みぞおちだったり、
お腹だったり。
 
感情が強すぎて耐えがたいとき、
それを切り離し、
身体に留まります。
 
 
 
その結果、
身体のその部分は
切り離した感情を感じないように、
麻痺します。
 
するとどんどん感覚が
わからなくなっていき、
自分の感情に気づけず、
言葉にも出来なくなってしまいます。
 
 
 
カウンセリングをやっていて、
行き詰まるのは、
自分の感覚を言葉にできなくなるとき。
 
言葉に出来ない感覚は、
咀嚼できないので、
身体にこびりついていきます。
 
すると心も身体も
何となく重くなっていきます。
 
 
 
気分が「悪い」とは思わないけれど、
いつもどんより曇っている感じ。
 
ある種麻酔がかかっているようで、
喜びや感動も失われてしまう。
 
でもふとしたときに、
自分でもびっくりするような感情に圧倒され、
時として激しい言動になってしまう。
 
自分の中に、何かのきっかけで爆発する
地雷が埋め込まれている感じ。
 
 
 
こういった状態を脱し、
人としての心、
喜怒哀楽を取り戻し、
地雷を撤去する必要があります。
 
それには身体に蓄積し、
固まってしまった感情を
解きほぐす必要があります。
 
しかしこの段階の感情は、
抑圧というよりは解離に近く、
激しすぎるがゆえに
扱いも困難です。
 
 
 
言葉によるアプローチも、
ほとんど届くことはありません。
 
そこをいかに安全かつ的確に
ほぐしていくのか。
 
言葉によるカウンセリング、セラピーが
可能な状態に持っていくのか。

 
 
 
これはセッションの現場では、
かなりの頻度でぶち当たる問題です。
 
この行き詰まりに関して、
手立てはあることは、
あります。
 
しかし非常に時間がかかると
されています。
 
 
 
そこをなるべく効率良く進め、
短時間で身体にこびりつき、
固まってしまった感情、
解離した感情をときほぐすか。
 
そこを日々探究しています。
 
 
 
するとまったく予想もしない身体の場所から、
不快感が浮上してくることが多いです。
 
解離していた感情の断片です。
 
それをさらに引き出し、
身体の感覚として、
はっきり感じられるように
進めていきます。
 
 
 
感情として出てくると、
耐えがたいものですが、
身体の感覚という形であれば、
ある程度余裕を持って、
見つめられます。
 
ここで観察の精度をさらに上げていき、
よりきめ細かく、
身体の感覚として浮上させていきます。
 
 
 
最終段階で、
この感情をリリース。
 
するとその奥に隠れていた
さまざまな思いや感情が
言葉として溢れてきます。
 
 
 
実感を伴っているので、
言葉にすればするほど
感情は解きほぐされ、
自分自身に統合されていきます。
 
とても深いプロセスを、
体験することができます。
 
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

   
 
   

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