クライエントさんが、過去の辛い記憶に恐怖を感じている時

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
　　
先日YouTubeに、
過去の辛い記憶を解消する際のポイントについて、
６つの動画をアップしました。
　
１本目の動画で取り上げたポイントは、
クライエントさんが、
過去を思い出すこと自体に怖さを感じていたり、
混乱して言葉にならないときについてです。
　
　
　
この動画は、
元々エンドユーザー向けに作成したもの。
　
これを見たあるカウンセラーさんから、
「自分のクライエントさんへの対応の参考になりました」
という感想をいただきました。

　
　
　
そこでこの専門家向けのメルマガでも、
補足説明付きで紹介することにしました。
　
よろしければ、
動画をご覧下さい。　
　
　
　

　
　
　
この動画のポイントは、
過去の記憶を取り扱うことに、
クライエントさんに抵抗感があるとき
具体的にどう対応するかです。
　
カウンセラー、セラピストは、
こういった局面で、
過去の記憶にフォーカスしたくなりがち。
　
　
　
でもクライエントさんは、
すでに余裕がなく、
いっぱいいっぱいの状態。
　
そんなときプッシュすると、
カウンセラー、セラピストの存在自体が、
脅威になってしまいます。
　
　
　
だからクライエントさんに、例えば
「まだ過去の記憶にフォーカスしませんよ」と
お伝えしたりすると、ほっとされる方が多いです。
　
安全感やゆとりが
戻ってくる。
　
　
　
なぜなら過去の記憶自体の辛い感情と、
それに向き合うことに対する恐怖。
　
ダブルでかかっていた負担が
一つ減って軽くなるから。
　
　
　
その上で記憶を取り扱うことに対する恐怖を
言葉にしていく。
　
共有していく。
　
　
　
するとその恐怖は
ほぐれていきます。
　
その段階で改めて、
過去の記憶にフォーカスするかどうか、
吟味していく。
　
　
　
すると意外に向き合う選択をなさる
クライエントさんも多いです。
　
もちろん、今回のセッションでは、
取り扱わないという選択をされる方も
いらっしゃいます。
　
　
　
どちらであっても、
尊重します。
　
大事なのはクライエントさんの
安心感、安全感。
　
　
　
そして主体性の尊重。
　
ここを押さえていけば、
クライエントさんはいい方向に進んでいけます。
　
　
　
そのための具体的な流れを
少し解説してみました。
　
ご参考になれば幸いです。
　　
　　
　　