こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
   
カウンセリング、セラピーにおいて、
生育歴の情報は大切です。
  
 
 
例えば家族の情報。
父親、母親、きょうだい構成。
 
これらの情報を見るだけでも、
かなりのことがわかります。
 
 
 
両親それぞれの年齢、職業。
きょうだい構成。
 
一人っ子なのか、
長男長女なのか、
末っ子なのか、
それとも中間子なのか。
 
 
 
それぞれの得意分野、
不得意分野。
 
キャラクター。
 
 
 
こういった情報があると、
話を聞く前から、
かなりのことが予測できます。
 
遺伝的な影響、
環境的、後天的な影響。
 
 
 
そして集合無意識的な影響。
 
ユング心理学でコンステレーションと
呼ばれているもの。
 
 
 
これらが絡み合い、
さらにクライエントさん自身の
特質も関係してきます。
 
これらのかなりの部分が、
生育歴から読み取れるのです。
 
 
 
するとクライエントさんの主訴と
どう関わっていくかのヒントになります。
 
ある種パズルを
解いているような気分。
 
あるいは探偵になったような。
 
 
 
そしてクライエントさんが、
望むこと。
 
具体的な解決を求めているのか。
 
 
 
自分の辛さ、不安定さを解消し、
楽になることを求めていることなのか。
 
もっと踏み込み、
心の変容を望んでいるのか。
 
この要望を踏まえ、
対応していく。
 
 
 
非常に複雑で、
奥が深い。
 
カウンセラー、セラピストは、
そんな仕事だと思います。
 
 
 
そういう意味では、
山登りにも似ています。
 
山によって、
登り方が変わる。
 
選ぶ道具も変わってくる。
 
 
 
また同じ山でも、
登山家によってアプローチが異なる。
 
どちらが正しいとかではなく、
個性の表れ。
 
 
 
ある登山家にとって適切な登り方が、
別の登山家にとっていいとは限らない。
 
山と登山家の取り合わせで、
無限のアプローチがありうる。
 
 
 
だから絶対的な正解はない。
 
でも、より適切なアプローチは、
常にある。
 
カウンセリング、セラピーのセッションも、
これに近いものがあると思います。
 
 
 
そして事例検討会をやっていて感じるのは、
カウンセラー、セラピストを
型にはめることはできないということ。
 
これをやったら遭難しそう、
というのはある。
 
 
 
この道筋なら生還率が高そう、
というのもある。
 
それを個性を尊重しつつ、
どう身につけていただくか。
 
クリエイティブな登山家養成講座を
やっているような気がします。
 
 
 
そしてセッションの道具編にあたる、
エモーショナル・リ*バース・セラピー。
 
このオリジナルメソッドの開発は、
常に進めています。
 
 
 
おかげでますます研ぎ澄まされた
道具になってきました。
 
でも道具の良さだけに頼る姿勢では、
セッションはうまくいかない。
 
 
 
それは登山靴やテントと同じ。
 
でもいい道具だからこそ、
可能になることもある。
 
 
 
エモーショナル・リ*バース・セラピーへの探求が、
深まれば深まるほど、
コンディションが整います。
 
自分に対して働きかけるので。
  
  
 
自分の身体に取り残された、
不完全燃焼の感情。
 
本当は行動の動力源となるはずの感情が、
くすぶってたまり続け、
やがて石化する。
 
 
 
こういった現象が、
ほとんどの人に
あることがわかってきました。
 
ここを活性化し、
ほぐしていく。
 
 
 
すると表情に
フレッシュさが出てくる。
 
心のよどみが減り、
生き生きしてくる。
 
 
 
生産性が
べらぼうに上がる。
 
いい気分の時間も増える。
 
 
 
がんばらなくても、
パワーが出る。
 
活動は増えているのに、
あまり疲れない。
 
 
 
そんなことが
起きてきます。
 
でもセッションで、
最初道具ありきは本末転倒。
 
 
 
いい形で導入できるのであれば、
その恩恵は計り知れません。
 
そこも併せて
探求していくつもりです。
 
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 
 
  

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