こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
カウンセリング、セラピーを
セッションとして提供する。
それはこれから始める人にとって、
大きな憧れですよね。。
そして同時に大きなプレッシャー、
不安も出てきます。
それはセッションが
うまくいかないことへの不安。
クライエントさんに満足いただけるものを
提供できないことへの不安。
ある意味こういった不安、プレッシャーは、
どんなに経験を積んでも
ゼロになることは決してありません。
なぜならセッションは、
とても奥の深いものだから。
そのレベルを上げていくには、
いろんな要素が求められます。
セッションの始まりにおいては、
クライエントさんの語っている内容を
理解すること。
まずはここが大切。
でも初めのうちは、
学んだ技法をうまく使えるかどうかで、
頭がいっぱいのことも。
すると相手の話を聞く余裕もなくなるし、
「技法をいつ使うか」という
フィルターが入ってしまうかもしれません。
最初の段階で大切なのは、
話の内容の理解に加え、
その背景にある信念パターンを推測すること。
言わばクライエントさんの、
語っている話の奥にあるものの、
理解につとめること。
話を聞きながら、
仮説を立て裏を取っていく。
共感と理解を
バランスさせながら。
この信念パターンを推測する上で必要なのは、
まずはクライエントさんの語る、
話の内容。
同時に伝わってくる、
感情の質。
これらの情報が集まってくると、
徐々に信念パターンも明らかになってくる。
次にその信念パターンは、
クライエントさんが望んでいることの障害に
どのくらい影響があるかを見極めていきます。
もしその影響が小さいのであれば、
技法を使うまでもなく、
単なるアドバイスだけで
十分満足していただけることも多いです。
そして信念パターンの影響が大きい時は、
単なるアドバイスだけでは、
気持ち的についていけないことがほとんど。
当然何らかの技法を使って、
そこにアプローチする必要も出てきます。
ただ深いレベルの信念パターンは、
1〜2回のセッションで、
どうこうできるものではないことも多々あります。
するとそういった見通しも、
クライエントさんと共有する必要があります。
このようにセッションは、
単に技法を行えばいいというものではありません。
いろんな観点でクライエントさんを理解し、
判断していく必要があります。
だから頭の中は、
ある意味いつでもフル回転。
同時にクライエントさんの辛さをあり方として
受け止め安心感も提供していく。
こうやってセッションでやっていくことを書いていくと、
本当にたくさんありますね。
セッションを始めたばかりのころは、
頭がパンクしそうになっても無理はありません。
「こんな高度で複雑なことが、自分にできるだろうか?」と
不安になるのも当然です。
でも大丈夫。
経験を重ねながら、
必要なサポートを受けていけば、
身につくものです。
それは車の運転を身につけるのと
似ています。
車で運転する時、
周りを観察しながら状況に応じ
ハンドル、アクセル、ブレーキを
使いこなしています。
初心者の頃は、
当然ぎこちない運転になりがち。
でも経験を重ねていくと、
スムースな運転ができるようになっていく。
それに似ています。
一般的な車の運転と違うのは、
舗装された道ばかりではないところ。
整備されていない道、
道無き道を進んでいく必要もあります。
そういう意味では、
ある時期専門的なサポートが
あったほうがいいかもしれません。
私が毎月開催している
「カウンセリング、セラピーのセッション力を高める〜事例検討会」は、
そういう思いで始めました。
最初は自分の事例は
出せなくても大丈夫。
他の人の事例を聞くだけでも、
どんどん経験値が上がり、
力がついていきます。
カウンセリング、セラピーの初心者はもちろん、
現場で活躍されておられる方々の参加も歓迎しています。
【東京・渋谷】カウンセリング、セラピーのセッション力を高める〜事例検討会〜12/1(木)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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【スカイプ版】カウンセリング、セラピーのセッション力を高める〜事例検討会〜 11/19(土)
【東京・渋谷】カウンセリング、セラピーのセッション力を高める〜事例検討会〜12/1(木)