こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
最近セッションをしていて、
改めて感じるのは、
クライエントさんとの
信頼関係を築くことの大切さ。
 
ここがしっかりできていれば、
どんなに困難なテーマでも、
解決の糸口が見えることが多いですね。
 
 
 
信頼関係ができていると、
セッション自体、上下関係ではなく
協力関係になってきます。

 
もちろん専門性においては
カウンセラー、セラピストの方が
詳しいかもしれません。
 
でも役割分担が違うだけで、
横の関係で進めていく感じ。
 
 
 
何を解決したいのか、
どうなっていきたいのか。
 
そこの主導権は、
クライエントさんにあります。
 
 
 
そしてカウンセラー、セラピストは、
それに対し専門性を発揮し援助する。
 
そこがかみ合ってくると、
成果が上がるのは本当に早い。
 
 
 
逆にここにズレがあり、
信頼関係が不十分だと、
迷走しがち。
 
この局面は現場でセッションをやっていると
避けられません。
 
 
 
なぜならクライエントさんは、
それまでの人間関係で
傷ついていることが多いから。
 
信頼関係をつくるのが
困難なこともしばしば。
 
 
 
するとカウンセラー、セラピストは、
段々苦しくなってきます。
 
すると今まで学んだ技法を
使いたい衝動に駆られます。
 
 
 
自分にとって慣れ親しんだ
解決法。
 
でもそれは必然性ではなく
苦し紛れになりがち。
 
 
 
クライエントさんとの
双方向的なやりとりの積み上げが、
信頼関係の構築には不可欠。
 
しかし苦し紛れの技法は、
一方通行で
押し付けになりがち。
 
 
 
ただでさえ不信感がある段階で、
よく知らない技法を押し付けられたら、
拒否反応が出てきます。
 
どんな人でも
そうなります。
 
 
 
当然成果にはつながらず、
警戒心をより強めてしまうことも。
 
つまりセッションにおける難しい局面で、
打開策として技法を用いることは、
避けた方がいいということ。
 
 
 
技法に頼らず信頼関係の構築に
注力することが大切。
 
でもそれは、
人間力だけで何とかしろ、
という意味ではありません。
 
 
 
専門性が理解されることも、
信頼関係につながります。
 
例えば目の前のクライエントさんに、
ある技法が有効と思えたとします。
 
 
 
それをわかりやすく伝え、
その技法を行うことに対する興味、
モチベーションを持ってもらうことは大切。
 
この過程を、
心理教育と言います。
 
この過程を通じて、
信頼関係、協力関係が生まれやすいです。
 
 
 
セッションにおいては、
技術を藪から棒に繰り出すものではありません。
 
事前説明をわかりやすく
行うことが大切。
 
 
 
そして協力関係を保ちながら、
その技術で進めていく。
 
この形になれば
成果も上がりやすいです。
 
 
 
つまりクライエントさんと信頼関係、
協力関係を築くには、
 
・クライエントさんのお困りの点を
 しっかり理解すること。
 
・その辛さに共感し、
 気持ちを理解され、受け入れられていると
 感じていただくこと。
 
・具体的なアプローチを
 クライエントさんが理解し、
 モチベーションを持てること。
 
こういった要素があります。
 
 
 
これらが不十分な段階で、
技法に持ち込むとギクシャクして、
うまく機能しないことが多いです。
 
セッションを進めていく上での
チェックポイントに
していただければ幸いです。
  

  
   

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 
 
  


 
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