こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
セッションにおいて、
感情の取り扱いは、
とても需要です。
感情には2種類あって、
抑圧されている感情、
解離した感情とあります。
ここを区別できるだけで、
感情へのワークが、
格段にレベルアップします。
一般的に感情は発散、
あるいはすっきりさせるのが
いいとされています。
これは心理学的には、
抑圧された感情のこと。
感情が押さえつけられ、
心の奥に閉じ込められている状態です。
牢獄に幽閉されているイメージに、
近いかもしれません。
当然その抑圧を解き放ち、
解放させるアプローチが最適なことが多いです。
抑圧された感情は、
いろんなバリエーションがあり、
区別がつきます。
例えば怒り、悲しみ、
不安、落ち込み等。
性質がはっきりしているのです。
しかし感情は、
抑圧されているものばかりではありません。
その感情エネルギーがあまりに大きいと、
抑え込むことができないのです。
そんなとき人は、
抑圧以外の方法で、
感情から自分を守ろうとします。
それが解離です。
感情を牢獄に幽閉するのではなく、
バラバラに分解して、
拡散させている感じです。
チョークの粉のようなものが、
空間を舞っているイメージです。
ですから抑圧のときのように、
解放するアプローチを行っても、
手応えがありません。
解離している感情へのアプローチの第一歩は、
解放の反対です。
まずは空間に拡散しているチョークの粉を
一箇所に集め、固める必要があります。
解離している感情は、
空間に拡散しているので、
それを一箇所に集め、
抑え込むのです。
すると感情が、
解離から抑圧状態に変わります。
ここまでくると、
解放のアプローチが使えます。
解離した感情は、
そのままでは解放できません。
しかしそれを一箇所に集め、
圧縮することで、
抑圧された感情と同じように
取り扱えるようになります。
一手間かける必要があるのですね。
今まで解離した感情は、
取り扱うのが非常に困難と言われていました。
しかし今回お伝えしたアプローチを加えると、
抑圧と同じように
解放できるようになります。
このアプローチは、
私が発見し、
現場で検証してきたものです。
すでに具体的な技法があり、
成果が上がりつつあります。
それがエモーショナル・リ*バース・セラピー。
解離へのアプローチが
簡単になります。
感情への対応力が飛躍的に高まり、
より良いセッションを
提供できるようになります。
例えば心身症。
心身症は解離した感情が
身体化されている可能性が
高い症状です。
あるいはインナーチャイルドワークを行っても、
クライエントさんの感情が変わらないケース。
これも解離が関係している
可能性が高いです。
インナーチャイルドワークは、
抑圧された感情に向いています。
しかし解離した感情は、
インナーチャイルドといった、
人格化された形では決して出てきません。
チョークの粉のように空間で
舞っているだけですから。
全く異なるアプローチが
必要です。
抑圧と解離。
この2つを明確に区別し、
アプローチを使い分ける。
このテーマは、
私にとってライフワークのひとつ。
私自身、原因不明の身体の痛みに長年苛まれ、
心理的ワークを試みても、
らちがあかなかった経験があります。
しかし解離へのアプローチを開発し、
セルフワークしていくと、
確実に痛みが減り
楽になっていくのがわかります。
初めて手応えを感じたのです。
それはクライエントさんも同じです。
これからも、
この辺の理論や技法を洗練させ、
より良いものをお伝えしていくつもりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。